ジョバンニとねこ

繊細すぎてあまりわかってもらえない心を吐き出す場所。

2019-01-01から1年間の記事一覧

繊細で何が悪い

私は、根っからの繊細な人だ。 小さな頃は、まず、根っからの少食だったので、幼稚園での給食ではいつも食べられるまで遊びに行ってはいけないと言って、お昼休みの時間があまりなかった。小学校でも、いつもお昼休みになると食べなきゃいけないプレッシャー…

おじいちゃんとの思い出

私の実家では、母方のおじいちゃんとおばんちゃんとも、小さな時から一緒に暮らしていた。 おじいちゃんは大きな手術で九死に一生を得てから治療のため、働くことはできなかった。いつも家にいて、家の持っている田んぼ仕事や、野球をテレビで見ているおじい…

本当の自分を認める話

小さい頃から、楽天的でありながら、厭世的なところがあった。 どの集団に属していても、周りと私の間には透明な壁があって、はしゃぐ彼らの中に同じように居ることはなかった。彼らの声は、どこか小さく聞こえていて、私はいつも透明な壁に囲まれた中で、私…

ラブレター

口にすると、言葉が薄くなりそうなので、こうして文字にしてみます。 あなたといると、たくさんのことにきがつきます。 私の不機嫌は、寂しいこと、お腹が空いていること、眠いこと、1人になりたいこと、生まれた感情が飲み込めないこと。 そうしてあなたの…

台風の日

朝起きたら、雨の音がした。 ぽつぽつと窓に、しとしとと地面に、水が跳ねる音。 幸いまだ風は強くないらしい。 ニュースで強い台風だと騒がれていたから、恐怖心を煽られ、びくびくとしていたけれど、朝起きて、普通の雨音で安心した。 昨日は、2社とも転職…

辛くて死にたくなったら

ふと人生を辞めたくなるときがある。 昔、彼に死にたいと言ったことがある。 すると彼は、俺はいつ死んでもいいと思ってる、と言っていた。 私はまだ、そんな風には思えない。 生きられるなら生きたい。 理想の自分がある。捨てられない。 だから、辛いのか…

孤独になりたい時の思い出

今まで、私は心の穴を埋めてもらうために、恋愛をしていたように思う。 だから、上手くいかないたびに、一人で立てない自分に戻ることで余計に苦しんだ。 昨年の夏、私の心の穴の形をピッタリと埋めてくれる人と恋愛をした。 その人の発する一言ひとことが、…

好きな人と居ること

朝起きて、彼の胸の中で、思ったことをそのまま話す。 それだけで、どんなに救われるか。 本当は、寂しかっただけなんだと思う。 誰かに話したかっただけなんだと思う。 理解して欲しかっただけなんだと思う。 そのことが、どんなに難しくて、他に変えの効か…

今までと違う選択を

全般性不安障害だと、診断された。 何だか怖いという話をしたら、友達が精神科に行くのに付き添ってくれた。 君には休む理由があるのだから、会社は休みなさいと友達は言ってくれた。僕の兄も会社辞めて半年ぐらい休んでいたことがあると。 私は今の会社には…

初めて嘘をついた日

小さい頃から少食だった。 小学一年生になって、学校の給食を全部食べることが私には難しかった。 母は、毎日私に給食は食べられたか?と聞いた。 私は、毎日少しずつ食べられるようになっている、と言った。 それは事実だった。 入学して1週間経って、母は…

たとえ世間に何を思われても

会社の上司に、定時でしばらく上がらせてくれ、と言った。 もちろん嫌な顔をされた。 冷たい返事だったが、突っぱねられはしなかった。 私は一度、無理が祟って鬱になった。 もうあんな風にはなりたくない。 そう肝に誓った。 上司に言うのは怖かった。 でも…

忘れられなかった人との終わりは、しつこい女になるしかなかった

土曜日、別れてもずっと好きだった人とご飯に行った。 別れて8ヶ月、苦しんだり、好きだと思ったり、憎んだり、悲しんだり。毎日気持ちが変わった。誰かといても、仕事をしても、一人でいても、彼を思い出した。 ジェットコースターみたいだった。 別れてか…

忘れられない人がいるということ

彼と別れて8ヶ月が経った。 その間に秋が過ぎて、冬が来て、春も去ろうとしている。 最近は、別れた日の苦しみから考えると、随分と楽になった。息ができなくなるほど心臓が痛むことは少なくなったし、辛さから彼を早く忘れなきゃ、だから泣いちゃだめだと制…

Premium 4月号

最果タヒさんが載っているということで、たのしみにしていたPremium 4月号が発売されていたので、勢い勇んで購入した。 パラパラとめくると、坂元裕二、野木亜希子、宮沢賢治、宇多田ヒカルに椎名林檎、最果タヒ。とにかく私の好きなものばかりがそこにはあ…

昔好きだった音楽が響かなくなった話

ナンバーガールが再結成されたと巷で騒がれている。 ナンバーガールのことには詳しくないけれど、前に付き合っていた9歳年上の彼が好きだったので、聞いたことがある。ぼんやりとした印象しかないけれどらガチャガチャとしたロック、向井秀徳が変わった人、…