ジョバンニとねこ

繊細すぎてあまりわかってもらえない心を吐き出す場所。

我慢をやめることにした話

恋愛でも仕事でも、我慢ばかりしていた。

我慢するのが当たり前で、何が我慢しているのかすらわからなくなっていた。

 

けれど、我慢が祟って鬱になってから、自分の意思とは関係なく、無理の効かない身体になった。残業はもちろん、焦って仕事することも、友達との遊びの予定ですら気疲れするようになった。ずいぶん不便になったけれど、予定を入れない分、自炊をするようになったし夜も23時頃に寝るようになったので、日々の生活は前より充実してとても楽しい。

 

鬱になったとき付き合っていた婚約者とは、別れてしまったけれど、彼には我慢ばかりさせられていた。思いやりがないと深夜まで何時間も説教されることが多かったし、私もそれを間に受けて謝ってばかりいた。今思うと、我慢しかしていなかったけれど、彼しかいないと思いこんでいたし結婚もしたかった。その上、異性との付き合いが2年も続いたことがなかったから、見えなくなっていたのだろう。

 

今は別の人とお付き合いをしていて、まだまだ我慢する癖は治らないけれど、少しずつ自分の意見を言えるように意識していると、心がすごく楽に幸せになるのを実感している。

 

例えば、寂しいからもっと会いたい、連絡もっとくれると嬉しい、なんてわがままも、不器用な人だから、うんとは言わないけど行動でちゃんと答えてくれたり、私が拗ねてもちゃんと話してくれる。もちろんこれから喧嘩することだってあるかもしれないけど、今までは我慢ばかりで喧嘩すらできなかったし、素直な思いを伝えても分かってくれないものだと諦めていたり、他人を信用していなかった。

 

鬱は、我慢しないで自分の素直な気持ちで生きなさいと、身体から私に教えてくれている気がする。私の身体、いつもありがとう。私の周りの友達、家族、私を受け入れてくれていつもありがとう。

 

夏の終わりの海に行きました。

逗子まで運転してくれた恋人、いつもありがとう。

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