ジョバンニとねこ

繊細すぎてあまりわかってもらえない心を吐き出す場所。

すごく恥ずかしい自分を人に見せてみた話

私には25年間ずっと悩んでいたことがある。

 

先のことを考えて急に不安になり、人になんとかしてもらおうとしてしまうのだ。

 

そうして、大好きな彼氏がいるのに、大好きな彼氏には頼るのが怖くて、セカンドの人を作ったり、自分を好きになってくれた人に甘えてばかりいた。

 

本当の自分が好かれる自信が無くて、ずっと好きな人や大事な人には見せられなかった。

本当は、重くて構って欲しいだけの、思い込んだら命がけの恋愛依存症なのに、そうじゃないふりばかりしていたのだ。

 

つい数ヶ月前、その癖を直せとばかりに人生から試練を突きつけられた。仕事でも我慢する癖がつき、仕事の多忙で鬱になった途端、婚約していた彼氏に振られた。もう地獄だった。

 

けれど、そんな中で助けてくれる人がぽつぽつといた。友達や会社の先輩達に救われながら徐々に回復していった。そして仕事にも復帰したが、1番救われたのは会社の元上司で、今お付き合いをしている人だ。

 

その人には、会社にいる時からいつもダメな自分ばかり見せていて、なぜ好かれているのかさっぱり分からなかった。今でも分からない。けれど、その人は病気も何も関係なく、当たり前に心配し、その人のペースで接してくれた。あなたが心配だ、強くなれるのかな、と、誰なんだよというスタンスでお付き合いが始まった。

 

お付き合いがはじまり、最初は調子が良かったけれど、たまに不安定になる自分がいて、自立したい、頼ってばかりじゃなく強くなりたいのにどうしたらいいのか分からなかった。でもあまりにも苦しくなって、また我慢している癖が発動してると気づいた。だから、思い切って心の内を打ち明けてみようと思った。

 

相談してみると、今まで考えることを放棄してたんだろうね、それでこんな甘ったれができてるわけだよ、と言われたけれど、何のために生きるのかみたいなのが大事なのかもね、俺は誰にも何も言われたくないし、自由に生きるために頑張ってるよ、と。予想外の答えだったけれど、いつも人に頼ってばかりで何のために生きるのか考えたこともなかった。その通りかも、すごいね、と言うと、俺に相談したからそんなすぐ解決するわけじゃないと思うけど、3年後までこのやりとりしてるわけじゃないと思うし、とにかく生きてれば良い、と言われた。

 

自分の長年抱えてきた恥部を見せて、本当にすごく恥ずかしかったし、言葉も詰まり気味でなかなか話せなかったし、答えてくれた言葉だけ聞くと言っていることは少し冷たい気がする時もあるけれど、でも何故だかすごくすごく救われた。

 

彼氏の為になんていう考えじゃなくて、暇つぶしなんかじゃもっとなくて、ただ、それを頑張る為に生きているような、そんな趣味を自分の為に見つけたいと思った。恋愛だけじゃなく、生きてて良かったと思えるような趣味を見つけられたらな、と思う。