ジョバンニとねこ

繊細すぎてあまりわかってもらえない心を吐き出す場所。

ハデスより コレットへ

いつかくるその日まで、

俺は君にそばにいて欲しい。

その話をしたくて手紙を書いた。

 

昔の俺は強くありたかった。

誰も心に入れるつもりはなかった。

不意打ちだったんだ。

コレットはズカズカと入ってきたかと思えば

いつの間にか大事な人になった。

 

君をそばに置くと決めた日、俺は覚悟を決めた。

いつか君が俺を忘れてしまっても、

その時どれほど君に会いたくなっても。

君がいない世界を生きるのが辛くなっても。

そのままの俺を見てくれる君。

君がくれる笑顔。優しさ。

生まれて初めて俺は誰かに許された気がしたんだ。

この人の前では強くあらねばと気を張らなくていいんだと思えたんだ。

 

君が居てくれたから、

俺を理解してくれる人がたくさんいると気づいた。

アイツらのことを俺は大事にしたい。

全て君がくれたんだ。

 

だから、俺のことは心配いらない。

俺もアイツらも君のことを忘れないでも幸せに生きることができると思ってる。

 

いま君が俺のそばにいてくれたら、

それで俺は幸せだ。

 

また明日会おう。